小型・低価格の金型表面温度監視システム「サーモモニタリン」
◆金型の表面温度監視ができていないので、不良が出たり金型が破損したりする
◆離型剤の塗布前後や、成形品と金型の温度を監視して、金型の温度管理がしたい
◆サーモカメラを設置したいがスペースがない
◆今使ってるツールだとポイントでしか温度が測れない、測定してもデータを活かせていない
サーモモニタリン 高評価の理由
①無線/有線のタイプが選択できるためあらゆる環境に設置が可能! 無線タイプは無線式の赤外線カメラを採用しているため、設置の際に複雑な配線工事は一切不要!
撮影されたデータは無線通信(Wi-Fi)でパソコン側に送信します。
有線タイプはPoE対応のLANケーブルを採用しているため、電源とLANの配線が1つにまとめられます。工場内でWi-fiの使用が難しい場合や、より撮影のタイミングを安定させたい場合は有線タイプがおすすめです。
カメラサイズもコンパクトなため、設置場所を選ばず撮影が可能です。(画像は無線式)
素材提供:株式会社アーレスティ様
成形機からの型開きの信号をトリガーとして、金型または成形品の表面温度をワンショットごとに自動撮影します。
撮影した温度データはワンショットごとにCSV形式で保存が可能。温度データをデジタルに管理し、トレーサビリティ体制の確立を実現します。
赤外線サーモカメラは動画撮影や高画質で高価格なものが主流となっていますが、サーモモニタリンは温度の絶対値を精密に測る測定器としての位置づけではなく、量産中における金型表面温度の相対的な変化をモニタリングすることを狙ったコンセプトのため、お求めやすい価格帯を実現しました。
ソフトウェア仕様
付属のソフトウェアで撮影データをサーモグラフィ形式で表示します。 マウスクリックで選択した箇所の温度が確認できるほか、選択した範囲の最小・最大・平均温度も確認できます。 さらに、最大で12箇所の指定エリアに対する放射率設定としきい値設定(上限値・下限値・平均値)も可能。設定値を超える、または下回った際は当該箇所が赤く表示され注意を促します(オプションでシグナルタワーを点灯させることも可能です)。サーモモニタリンの特長を動画で紹介!
仕様
機 能 | 仕 様 |
カメラサイズ | 無線式:H65×W65×D40 mm ※無線アンテナ部分は除く 有線式:H80×W80×D40 mm ※LANケーブル部分は除く |
重量 | 無線式:320g 有線式:508g |
検出可能温度 | -10℃~400℃ |
視野角 | 水平方向63.5度、上下方向:51度 |
無線通信方式 | Wi-Fi:IEEE802.11g(2.4Ghz) |
使用環境温度(カメラ) | -10℃~60℃ |
防塵・防水構造 | カメラ本体:ゴムパッキンによる防塵・防水構造 カメラ開口部:エアパージによる防塵・防水構造 |
電源 | 無線式:DC5V / 消費電流 最大300mA またはバッテリー供給(オプション) 有線式:PoEにより給電 |
グラデーションタイプ | RGB、レインボー、アイアンブラック、グレースケール |
エリア温度表示 | 12点(最高/最低/平均) |
温度補正機能 | 放射率補正、多点放射率補正、温度補正 |
アラート機能 | アラート表示(色アラート) ※アラート出力はオプション |
接続可能設備数 | 8設備(カメラ16台) |
ソフトウェア動作環境 | OS:Windows10 64bit (Pro推奨) CPU:Core i5 4コア 2.4GHz以上 メモリ:8GB以上 GPU:Intel HDグラフィックス620以上 ドライブ:256GB以上(HDD・SSDどちらも可) ディスプレイ解像度:1,920 ✕ 1,080 ピクセル(フルHD)以上 |
撮影距離ごとの画角および解像度
活用例
- ・ダイカスト・樹脂・ゴム・鋳造など各種金型表面の温度監視
- ・成形直後における樹脂成形品の表面温度を撮影し、ヒケやフクレなどの成形不良を検知
- ・配管・ボイラーなど設備の温度監視
ダイカスト金型の稼働側をサーモモニタリンで撮影 (素材提供:株式会社戸畑ターレット工作所様)
樹脂成形品の表面温度測定例
導入事例
①サーモサーモサーモモニタリンによる自動測定で、金型の温度異常を早期発見。品質不良や設備不具合を未然に防止!.
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オプション機能
◆エリアデータ グラフ化機能オプション エリア温度の時系列グラフ化機能です。 リアルタイムで温度変化の傾向をチェックいただくことが可能です。.
◆ダブルトリガ補正機能オプション 離型剤の塗布前後や、金型表面温度と製品温度を1サイクル内で2回測定し、それぞれに放射率(補正)設定が可能です。
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◆マルチ温度勾配表示機能オプション
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◆画像合成機能オプション
冷却設計評価や撮影位置確認が容易になります。
サーモデータと小型カメラ(オプション)/CAE/CAD等の画像データとの合成が可能です。
導入効果
金型の表面温度モニタリングを自動化
・人による作業に依存せず、定期的な金型表面温度モニタリングを実現
・自動撮影機能により、金型表面温度のモニタリング工数を大幅削減
・低コストで導入可能なため、生産設備全体での金型温度監視を実現
変化点の監視により、製品不良の発生を未然に防止
・製品不良の削減と拡散を防止
・量産中における安定生産の実現、および生産品の信頼性向上
・不具合発生時における、金型温度の変化点の傾向を把握
金型温度データの検証により、生産性向上を実現
・撮影データをデジタルに蓄積し、トレーサビリティ体制を構築
・金型の蓄熱ポイントを把握し、離型剤の塗布量や冷却量を最適化
・成型開始前の型温チェック実施により、捨てショット数を削減
不良品流出防止でロスを削減
・塗装などの後工程に移る前に、前工程で問題をつぶしこみロスを削減
・人による検査に依存せず、自動で不良を検知